アート写真を、見て・選んで・買える・コンパクトなフォト・フェア
日本有数の写真ギャラリーが初めて広尾の写真センター(IPC)に集合
ヴィンテージ・プリントを含む珠玉の写真作品約100点が出展
本イベントは、国内のアート写真専門ギャラリー、ディーラーの有志によって設立されたジャパン・フォトグラフィー・アート・ディーラーズ・ソサイエティー(JPADS)が主催して行われます。
昨今、若い世代の人たちがアート写真コレクションに興味を持ち始めています。現代アートと比べて、作品がわかりやすく、低価格で、飾りやすいサイズが人気の背景にあります。米国人の市民コレクターを取り上げた映画「ハーブ&ドロシー」の上映なども影響しているのでしょう。しかし、実際に写真を買おうと思っても国内のギャラリーは展示発表が中心で、自分好みのアート写真を選べる機会はあまり多くありません。近年、各種のアート・フェアも開催されていますが、作品を買うというよりも、鑑賞するだけのイベントになっています。
ザ・JPADS・フォトグラフィー・ショーは、アート写真の啓蒙とその普及活動に重点をおきながら、写真コレクターやコレクションを始める人たちのために企画されました。写真を見て、選んで、買えるフォト・フェアを目指しています。経験豊富な写真専門ギャラリー、ディーラー6業者が参加。コレクション初心者用のデジタル写真から、高い資産価値をもつヴィンテージ・プリントまで、国内外の著名写真家による約100作品が展示・販売されます。価格も数万円から数百万円まで。美術館で展示されているような貴重な写真も出品予定です。開催期間中は、各参加ギャラリー主催による、写真家、ギャラリスト、コレクターが参加するフロアレクチャーも予定されています。
今回のイベントは、フォト・フェアの原型であるシンプルなフリーマーケットを意識して開催されることも特徴です。イベント会場での展示ブース形態ではなく、いま欧米で注目されている低予算のテーブル・トップ・フェアを実践します。フォト・フェアの規模や見栄えではなく、展示作品のクオリティーを重視したいと考えています。
そして、JPADSは短期的な成果を求めるのではなく、イベントの継続を目標に活動しています。中長期的には、多くの人が集い、優れた作品に触れて、気軽に購入できる、アート写真の中心的なイベントに育てていきたいと考えています。
参加予定 ギャラリー・ディーラー
フォト・ギャラリー・インターナショナル(P.G.I.)
フォトクラシック
ブリッツ・ギャラリー
MEM
G/Pギャラリー
ピクチャー・フォト・スペース:Viewing Room
展示予定作品
アンセル・アダムス
エドワード・ウェストン
イモジン・カニンガム
ハリー・キャラハン
ウィリー・ロニス
ジャンルー・シーフ
リー・フリードランダー
ダイアン・アーバス
ジョエル・ピーター・ウイトキン
ヘルムート・ニュートン
ハーブ・リッツ
マイケル・デウイック
久保田博二
三好耕三
伊藤義彦
北野謙
澤田知子
椎原治
榮榮&映里
HASHI
など。
"Sonya Poles, Montauk, New York, 2002"
©Michael Dweck
Courtesy of Blitz Gallery
"Mirrors 1"
©Tomoko Sawada
Courtesy of MEM
東京都港区南麻布5-2-9
東京メトロ日比谷線 広尾駅下車 徒歩7分
http://www.jpads.org/