墨宝―常盤山文庫名品展 根津美術館
墨宝―常盤山文庫名品展
Bokuho The Art of Ink Masterpieces Selected from the Tokiwayama Bunko Foundation
2011年1月 8日（土）～2月13日（日）
月曜日、展示替え期間休館
10:00～17:00（入館は16:30まで）
根津美術館
国宝 清拙正澄墨蹟 遺偈 南北朝時代 暦応2年（1339） 常盤山文庫蔵
根津美術館
NEZU MUSEUM
Bokuho The Art of Ink Masterpieces Selected from the Tokiwayama Bunko Foundation
2011年1月 8日（土）～2月13日（日）
月曜日、展示替え期間休館
10:00～17:00（入館は16:30まで）
根津美術館
国宝 清拙正澄墨蹟 遺偈 南北朝時代 暦応2年（1339） 常盤山文庫蔵
根津美術館では、2011年1月8日（土）から2月13日（日）まで、特別展「墨宝―常盤山文庫名品展」を開催します。常盤山文庫は水墨画や禅僧の墨蹟など、墨で表現された優品を数多く所蔵しています。本展では水墨画と墨蹟を中心に新収の工芸作品を加えて、国宝2件、重要文化財13件を含む約50点を展示します。
常盤山文庫の水墨画は、禅宗寺院を背景に14世紀に描かれた初期水墨画が充実しています。いくつもの漢詩の賛を加えた詩画軸のなかでも、初期の作品として有名な「帰郷省親図」（重要文化財）をはじめとして、鎌倉末から室町時代にかけて描かれた水墨画を展観します。
墨蹟では「清拙正澄墨蹟 遺偈」と「馮子振墨蹟 易元吉画卷 跋」の国宝2点を展示するほか、13世紀に活躍した中国僧無凖師範とその弟子たちの法脈を墨蹟の作品で辿ります。このように所蔵作品を通して法脈を辿れることは非常に珍しく、常盤山文庫の墨蹟が系統立てて収集されている証でもあります。また近年では中国陶磁や中国漆器の収集に力を入れ、その研究においても成果をあげています。今回はこうした新収蔵品のうち、禅宗寺院内での儀式の際や調度品として使用されたと思われる「青磁碗」や「犀皮水注」などを展示するとともに、「輪花天目盆」（重要文化財）の上に尼崎台にのせた茶碗を組み合わせるなど当時の用い方や飾り方を再現した展示も行います。
根津美術館で、常盤山文庫の作品を一堂に展示するのは2003年以来、8年ぶりとなります。
重要文化財 帰郷省親図 鄂隠恵奯他12僧賛 室町時代 15世紀 常盤山文庫蔵
重要文化財 拾得図 虎巌浄伏賛 元時代 13世紀 常盤山文庫蔵
根津美術館
NEZU MUSEUM
〒107-0062 東京都港区南青山6-5-1
TEL:03-3400-2536
