押江千衣子は、今年9月18日(土)から10月24日(日)まで、京都市の京都芸術センターで開催されるグループ展「panorama - すべてを見ながら、見ていない私たちへ - 」に参加します。来年の初夏には当画廊での約3年ぶりの個展を予定しています。押江は今回、ゴーヤの葉を題材にした30号のペインティングを発表します。
小林孝亘は、今年9月1日からのJR名古屋高島屋を皮切りに(7日まで)、高島屋東京店(9月29日~10月5日)、高島屋大阪店(12月15日~21日)と、各地の高島屋の美術画廊を巡回するグループ展「第三の絵画 -Third Painting-」に参加します。今回の展示では、今年9月に刊行される小林が挿絵を担当した絵本「でんきの でばん」(文 : 小野寺悦子)の原画(全16点)の中から1部を公開します。
指田菜穂子は、1983年埼玉県生まれ。昨年、東京大学大学院総合文化研究科を卒業しました。歴史的、心理的、あるいは映画や童話などの要素を題材に描かれる指田の細密画には、既存の絵画にはない深い洞察が感じられます。今回の展示では、ノヴァーリスの「青い花」を題材にした「あの花だけは」(2010)、芥川龍之介の「或阿呆の一生」を題材にした「この火花だけは」(2010)の2点を出品します。
曽谷朝絵は、今年10月に韓国ソウルのギャラリーで海外初の個展を予定しています。今回の展示では、「鳴る色」シリーズのペインティングとドローイングを5点発表します。「鳴る色」は、今年1月の資生堂ギャラリーでの個展で発表されたシリーズで、テーマは「色が奏でる音の反響」です。資生堂ギャラリーでの展示では、色とりどりに彩色され、波紋のような形に切り取られた様々な大きさのカッティングシートを組み合わせた大規模なインスタレーションによる発表でしたが、今回はそれを紙の上に表現したものを初めて展示します。
樋口佳絵は、今年9月18日から10月16日まで初の版画による個展をキドプレス(清澄白河)で、来年1月には当画廊での約2年ぶりの個展を予定しています。
舟越桂は、8月末まで開催中の金沢21世紀美術館でのヤン・ファーブルとの2人展「A\Alternative Humanities ~ 新たなる精神のかたち」につづいて、12月11日から来年2月13日まで熊本市現代美術館での個展、その後2011年秋には高知県香美市立美術館とロンドンのアネリー・ジュダ・ファイン・アートでの個展を控えるなど、今後も各地での活躍がつづきます。
町田久美は、今年11月に当画廊での約2年ぶりの個展、来年3月から6月にはニューヨークのジャパン・ソサエティーでのグループ展"BYE BYE KITTY!!!"への参加を予定しています。また、年末には初の作品集が青幻舎より刊行される予定です。
三沢厚彦は、現在鹿児島県霧島アートの森で開催中の個展(9月23日まで)に引きつづき、あいちトリエンナーレ2010(8月21日~10月31日)への参加、ギャラリー・トラックス(山梨)での個展(10月30日~11月30日)、ギャラリーたむら(広島)での個展 (12月)と、相変わらず各地での展覧会が目白押しです。
旺盛な活動を展開しつづける作家たちによる、意欲的な新作グループ展にどうぞご期待ください。
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