横山大観(1868~1958)は、明治元年、茨城県に生まれました。
東京美術学校(現東京藝術大学)の第1期生として日本画を学び、31年には新しい日本画の創造を掲げて日本美術院の創立に参加。
院展を中心に多くの名作を発表し、明治から昭和にかけて近代日本画壇の中心として活躍した画家です。
画業は70年にもおよび、その間、美術界だけでなく社会的にも大きな影響を与えました。
本展では、足立美術館の開館40周年を記念し、当館が誇る約 130点の大観コレクションの中から選りすぐった名品を一挙公開いたします。
大観作品の中でも最も絢爛豪華な屏風「紅葉」、熱意を持って発表をつづけた院展への出品作、そして大観芸術の集大成といわれる山海二十題のうち、所蔵する全8作品など、展示室すべてを使用し、代表作76点を展示いたします。
これだけまとめて大観作品を展示することは実に10年に一度のことであり、さらに今回は1階にも作品を展示し、過去最大数の作品をご紹介します。
大観芸術の魅力、そして当館の大観コレクションの魅力を十分堪能していただける絶好の機会です。ぜひ、お見逃しなくご覧ください。
▼主な出品作品▼
「無我」「紅葉」「朝嶺・暮嶽」「春風秋雨」「曙色」「海潮四題・夏」「海潮四題・秋」「海潮四題・冬」「乾坤輝く」「雨霽る」「霊峰四趣・夏」「龍躍る」「蓬莱山」「月出皎兮」「風蕭々兮易水寒」
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