2008 年までに終了したある段階の問題を受けて 2009 年の初頭にMr.FREEDOM X という展覧会
が行われた。
本展はそれから連なる。
現実に日々不気味な世界が繰り広げられている。
暗躍する情報の流れに不気味さははっきり現前している。
例のものの支配は知性を奪うことから始まる。
知性は支配を無効化する方法足り得てきた。
それぞれの人は自覚しようよしまいと見えない何らかの勢力に加担し続けている。
ソレとはいったいなにか? それはアレだアレ。
でっていう。
乗り越えた問題や自己も笑いに換えすべてを虚無に葬り去ることのできる知性の自嘲タフな構造。
虚無に同化され虚無に失笑するタフネス。
知性は知性を馬鹿にし続ける。
自己完結を避け常に不安定不定形に解釈を拒み続ける。
例のものの明確な攻撃目標とされにくいX 性ステルス性偏在性。
ひとりの人間の中で何度も死につづけ何度もよみがえりつづける。
作品は偏在しつづけ喚起しつづけスルーされつづけ透明感帯びる。
で、また新たなよりシビアな知性を発生させていくことの繰り返し。
その循環は手強い柔軟な在りかたを生む。
日本ってものを冷静にみつつ。
タモリのサングラス遮蔽空間の向こう側にあるものを想像したとき。
それが現在の日本の意識の深部の表れのひとつだ。
世界で最もシビアで深い。
タモリがサラ金のCM に出ているということの意味。
サングラスという問題。
ゾンビ製造施設と化しているこの一帯において知性は強力なウィルス抗原である。
劣悪な環境で磨きがかかる迷彩スキルと生存率イシリアルアイテム並の破壊不能性。
表立って啓蒙する必要はない。
無粋なヒーローを破壊し始めている知性の昨今。
真に賢いものたちは表には出てこないましてつかみ所の在る連帯や属性などない。
攻撃目標となりうる個人は消失し意識そのものの状態が反映し猛威を振るう時代。
静かにやり過ごしそのまま消えることを受け入れている覚悟の問題。
複雑な思考を持った名無しの人々が隠密性匿名性を保ったまま風化していく知の層の深み。
ただ存在して作って意味不明なまでの思考の層の厚み人間の深遠さを伝染させる。
一定数の知性が常にカウンターとして働きつづけネットされている。
ネット住民は最たる例であり今現在も猛威を振るっている。
MRFREEDOM X。謎の自由人。昨今の日本に発信源はあり世界中に偏在中。
だがステルス。認識不能追跡不能。
稲川も限界・・・ハイクルシーサーシラナイサー・・・ここいる・・・ ・・
どうしてこうなった・・なにそれこわい・・許すか・・
絶対に許さないか・・・そろそろ許してやるか・・・
・・・許されるギアス・・・把握・・・理解・・・
・・羅刹・・・・賢者タイム・・・でっていう・・・流行言葉の背後にある深層。
アンリアル。ハーフライフ。
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