木原千春は1979 年山口県生まれ、絵を描くことへの強い思いから高校をわずか半年で中退、山口県美術展出品の際同じ県立美術館で個展を開催していた長谷川繁さんの目にとまり、1997 年東京でのグループ展への出品を果たしました。グループ展には長谷川繁さんの他にOJUN さんが参加、その後の展開に少なからぬ影響を受けました。2001 年には彫刻家船越桂氏の企画による個展を開催、2006 年にVOCA 展入選後は、シブヤ西武などでの個展で活躍の場を広げてきました。
作品のモチーフは人物、動物、魚、昆虫、浮世絵と多彩、シンプルで大胆にフォルムを捉え、意表を突く鮮やかな色遣いのダイナミックな筆触は、見た人に強く印象付けられます。
物の形を捉える力は天才的とはOJUN さんの言葉、今展でもそうした作品に期待が持たれるところですが、「軽さと面白さが出せるよう努めた」という新作油彩作品約8 点での展示となります。昨年のシブヤ西武での展示よりひとまわり小さな規模になりますが、新たな意気込みをご高覧いただければさいわいです。
また、今展に合わせてアートプロジェクター中世古佳伸さんにテキストを書いていただきました。こちらもギャラリーにて配布致しておりますので、ご覧いただければ幸いです。
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