大島真由美は東京芸術大学大学院博士後期課程美術研究科日本画研究領域を修了後、制作拠点をアメリカに移し制作活動を続けている作家です。
今回は、新作10数点の発表をいたします。現在伸び盛りの作家の楽しく素晴らしい展覧会です。ぜひご覧くださいませ。
「今まで描いてきた、身体による景色や、空想の生き物たち、宙に浮かぶ巨大な花や、その中の建物などは、現象の向こうにある何かへの希求が、私に描かせたものでした。自分でもつかみきれない、まとまりの無いモチーフの選択ではありましたが、生命の力への賞賛が共通するテーマであったようです。今回多く展示する泡をモチーフにした作品には、そのテーマに加え、現象、つまり感覚によってとらえている物事自体への肯定の感情もこめられています。おもしろくてきれいな所に生きてるんだな、という思いを素直に表現できたらいいと思っています。」 大島真由美
"微かに触れる" 10S 絹本・彩色
東京都中央区銀座7-3-15 ぜん屋ビル1F
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