堀尾貞治(1939年神戸市生まれ・在住)は、1965年から関西を拠点に日本の戦後美術界をリードした具体美術協会のメンバーとして活動しました。1972年の具体美術協会の解散後、1985年頃から現在においては「作品は、生活から出てくるもの」という言葉の通りに、「あたりまえのこと」という一貫したテーマのもと、パフォーマンスや作品の制作を精力的に展開しています。堀尾氏の制作活動は、日常と美術が強く結びついており、美術とは何か、改めてその意味を考えさせられます。
当ギャラリーでの個展が2年ぶりとなる本展では、キャンバスの上に絵具を厚く塗り重ねたタブローやオブジェなどの新作を中心に、他では見られない堀尾氏の新たなる一面をご紹介いたします。この機会に一人でも多くの方に、必然的であり偶然的に描かれたダイナミックな色彩ストロークの中に、堀尾氏の新たな魅力を発見していただきたく存じます。
〒650-0022 兵庫県神戸市中央区元町通3-9-5-2F
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