モンゴル帝国は、チンギス・ハーンが1206年に建国した騎馬遊牧国家です。13世紀後半、子孫のフビライ(元の初代皇帝)の時代になると中国全土だけでなく南はベトナム、北はモスクワ、西は地中海まで世界最大の領土を支配しました。2006年には、建国800年を記念してモンゴル共和国で大掛かりなイベントが開催されました。
日本でも森村誠一原作の「地果て海尽きるまで」が映画化されたり、浅野忠信主演の映画「モンゴル」が第80回アカデミー外国映画賞にノミネート。さらに、堺屋太一の「世界を創った男チンギス・ハン」が新聞連載されるなど、今なお私たちに興味と話題を与え続けています。
本展は謎に包まれたチンギス・ハーンの生涯と世界最大のモンゴル帝国を紹介する本格的な展覧会です。今回、騎馬遊牧民族やモンゴル帝国に関する美術品・資料13万点を所蔵する中華人民共和国・内モンゴル博物院の協力により中国一級文物(日本の国宝に相当)54点を含む159点の文物からモンゴル騎馬遊牧民族の足跡を辿ります。
黄金のマスク(中国・内モンゴル博物院)
龍が彫ってある王座(中国・内モンゴル博物院)
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