本のなかには版画がたくさん隠れていることをご存知ですか?
書物のすべて―文字も絵も―が手で描かれていた中世が終りを告げて、活字の印刷が始まると、版画の大活躍もはじまりました。
この展覧会では版画の挿絵本を中心に、おもに19世紀から20世紀はじめまでのヨーロッパの作品をご紹介します。プロローグとして活字本の始まりの時代の古い書物もご紹介。
ひたすら美しいもの、理屈抜きにカワイイもの、なんだか怖いもの―そんな三つのグループにわけてお楽しみいただこうというユニークなこころみ、ぜひおでかけください!
J.-J.グランヴィル画
『生きている花々』より
1847年 鋼板、手彩色 町田市立国際版画美術館蔵
オーブリー・ビアズリー画
ワイルド『サロメ』より
1906年 ラインブロック うらわ美術館蔵
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