この展覧会では、小林耕平の「1-10-1」、西尾康之の「蟻塚、ジオラマ」、杉浦慶太の「惑星」の連作という人間の登場しないジオラマの世界や無人の町の風景をモチーフに据えている作品を一同に展示することで、『ひと』への問いを立ち上がらせることを試みます。
三者の作品の中には、人間の姿はありません。しかし、人間でしか作り得ない構造物を前にすることで、"人間"そのものの存在感が逆説的に際立ってくる作品であるとも言えます。これらの作品に対峙した人間は丸ごと飲み込まれ、佇んでしまう、そんな緊迫感に満ちています。
この機会に是非ご高覧いただけましたら幸いです。
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