所蔵品展「湘南と作家」の一環として、様々な人間を描き多くの作品を残した洋画家、原精一(はらせいいち1908-1986)の作品を展示します。
原精一は1908 年、藤沢に生まれ、萬鉄五郎に師事。1927年に春陽会に初入選ののち、人物画を中心に制作活動を行いました。本展では、当館収蔵の約1400点の原精一作品の中から、戦前の人物画、静物画、戦後の人物画に分け、選りすぐった油彩画40点により原の画業を展観いたします。また、師である萬鉄五郎《宙腰の人》ほか油彩作品、及び親交の深かった鳥海青児《水田》ほか油彩作品各5点も併せて展示いたします。
なお、まとまった個展としては、市制70周年記念として開催された「原精一展―人間表現の魅力―」(2002年)以来の8年ぶりとなります。
会期中、作家の誕生日でもあった2月27日、及び3月20日に会場にて学芸員によるギャラリートークを開催します。
原精一《少女》1943年頃
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