大正から昭和にかけて活躍した画家、東郷青児(とうごうせいじ)を紹介します。柔らかな曲線と穏やかな色調で多くの女性像を描き、ロマンチックな画風で絶大な人気を誇った戦後洋画界の巨人です。
東郷青児は、10代でヨーロッパ前衛美術の洗礼を受け、フランスで最先端の動向に身を投じます。やがて、前衛的な理論を越えた、優美で親しみやすい独特のスタイルを確立しました。美術は多くの人々が楽しめるものであるべきとの思いから、誰もが美しいと感じる絵画を生み出していきました。
本展覧会では、損保ジャパン東郷青児美術館の所蔵作品から、大正期・フランス留学時代より最晩年に至るまでを、選りすぐりの女性像48点で紹介いたします。
スペインの女優 1922 油彩
損保ジャパン東郷青児美術館蔵
魚籃観音 1962 油彩
損保ジャパン東郷青児美術館蔵
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