「能」は室町時代頃、猿楽を原型として成立したといわれ、今なお演じられている日本の伝統芸能です。特に武家社会で愛好され、近世以降も将軍家や大名家により保護されました。大倉集古館では因州・池田家伝来の能面と、備前・池田家伝来の能装束を多数所蔵しています。これらの展観を通じて、現代では難しく親しみにくいものと捉われがちな能と狂言の世界を感じて頂ければ幸いです。新春にふさわしい華やかな雰囲気の中、我が国に花開いた伝統の美をお楽しみ下さい。
小面
主な展示品
能面 翁
能面 邯鄲男
能面 獅子口
能面 増女
能面 萬媚
狂言面 姫
狂言面 狐
能装束 萌葱地輪宝模様狩衣
能装束 紅檜扇菊模様縫入長絹
能装束 紅白段業平菱菊模様唐織
能装束 紅白段檜垣蒲公英模様唐織
能装束 紅地紗綾形打板模様厚板
能装束
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