平敷兼七は1948年沖縄生まれ。
高校時代に写真に魅せられ、卒業後に東京総合写真専門学校で撮影技術を学んだ。
平敷が生涯かけて撮り続けてきたのは沖縄の風土、そして家族の生活を支えるために「職業婦人」となった女性たちや、サトウキビ畑や漁場で働く男達などそこに生きる人々のありのままの姿だ。
2007年に、平敷の仕事をあつめた写真集『山羊の肺 沖縄 一九六八―二〇〇五』が刊行されたが惜しくも今年10月に急逝した。
東京での本格的な作品展示は今回がはじめてとなる。
本展覧会では、沖縄が本土に復帰する1972年前後に撮影された写真のヴィンテージを含むオリジナルプリント100点以上を展示の予定。
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