1910年代のロシア・アヴァンギャルドの芸術革命は、1917年のロシア革命によって、国家の夢と重なり合います。新たな社会を夢見ながら、アーティストたちは絵画や彫刻を超えて、グラフィック・デザイン、陶器、ファッション、演劇、建築などへと活動の場を広げてゆきました。
本展は、ポスターや雑誌、絵本などのグラフィック・デザインや、食器やテキスタイルなどの生活用品、演劇の舞台原画、建築のエスキース、また当時を彷彿とさせる写真資料などを加え、1920年代から30年代を中心に、ロシアが夢見たユートピアを探ります。
ウラジーミル・マヤコフスキー、ヴァルヴァーラ・ステパーノヴァ
《『アカトウガラシ』の購読者だけが心から笑えるのです》
1925年
サンクトペテルブルグ ロシア国立図書館蔵
National Library of Russia, St. Petersburg
ナターリヤ・ピヌス
《我が国の生産活動と社会生活に積極的に参加する婦人労働者たち!》
1933年
サンクトペテルブルグ ロシア国立図書館蔵
National Library of Russia, St. Petersburg
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