ポーランドは、東欧の国のチェコやハンガリー同様、第二次世界大戦後、社会主義の国でした。その期間、出版社は全て国有化され、特に子どものための絵本は、大量に制作され、多くの読者の手に渡りました。絵本は自由に表現ができ、画家たちが腕を競った媒体でもありました。
今回は、ポーランドの代表的絵本画家ユゼフ・ヴィルコンの多彩な作品や、フィリア美術館から借用した、エルジュビエタ・ガウダンシンスカの絵本のための作品、また、当館初公開となる貴重な作品・資料や絵本原画約60点を通し、ポーランドの絵本の多様な世界を紹介します。
あまり日本で知られることのなかった、ポーランドの絵本の魅力をお楽しみ下さい。
ヤヌシ・グラビャンスキ 『カヤのための詩』より 1969年
スタシス・エイドリゲヴィチュス 『氷の女』より 1979年
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