黒田陶苑での初個展となる山田大先生。
すでに出来上がっているぐい呑の数々。思わず唸ってしまう程の仕上がり。
先生曰く、「どの作家にもいい面、悪い面があり自分のいい手を成熟させていきたい。」
では先生の"悪い手"とは?の質問に「細かいところ!」と即答されました。
出展こそしないが白磁の面取りのぐい呑を作ったりしすると、ずうっと面取りをひたすらしているらしい。
作品を見ているだけでは窺えない一面だが、そのようにしてバランスをとっているのだろう。
「作るごとに違いが見えてくる。今回は作っている段階で作品の出方が違っていて、言葉にするには曖昧な部分だが別れ道のように分岐点が見えた。作品は、「いいもの、品格」が大事であり自分なりに分析し限りなくだせるようにしている。今は、作るスピードによる変化に注目している。この後は試行錯誤しながら様々な引出しを持ち作品に幅と同時に深さもだしていきたい。」
と山田先生は語る。
今後の活躍が非常に楽しみな山田大先生の初個展をぜひご高覧下さい。
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