本展はルネサンス前夜の14世紀から、バロック・ロココ芸術を生んだ17・18世紀に至るまでの西洋美術の大きな流れを紹介するものです。ヨーロッパの精神を貫くキリスト教やギリシャ神話を描いた絵画を中心に、市民文化の成熟を示す17世紀の風俗画や風景画、そして18世紀の宮廷を彩った貴婦人たちの華やかな肖像画など、さまざまな分野の作品が一堂に会します。
展覧会の開幕を飾るのは、国内ではあまり紹介される機会がない後期中世のフレスコ画、板絵による宗教絵画です。また、イタリアやフランスばかりではなく、近年人気が高まっているスペインやフランドル(オランダ、ベルギー)の作品が多く展示されることも、本展の特徴のひとつです。
エル・グレコ《聖ペテロ》
アルティキエロ《聖母の頭部》(断片)
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