3年ぶりのTARO NASUでの個展となる今回は、新作フォトグラムとピンホール写真からなる合計約20点が展示される。
フォトグラムで撮影されたのは、展覧会タイトルの通り、草や虫、鳥などの身近な命。印画紙に直接被写体を置いて感光させる手法によって撮影されたイメージは、被写体の姿を黒い背景から白く切り取るようにして生と死の往還をひそやかに語りかけてくる。最新作にあたるこのフォトグラムシリーズは大小2サイズ (20x24inch/8x10inch)で展示される予定である。
一方、ピンホール作品は直島のスタンダード2展に出品された2点。宮本自身がピンホールカメラのなかに入り込んで撮影した写真は、高さ約3mの壮大なイメージで観る人を圧倒する。
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