本展は、写真、絵画、インスタレーションなど、国際的に活躍するアーティストによるさまざまな作品を展示し、現代美術の楽しさを体験していただく展覧会です。
自然や風景、人間のかたちなど、テーマごとに作品を鑑賞したり、ミステリー仕立ての物語を追いながら作品を鑑賞したり、さまざまなツアーを通して鑑賞したりと、ひとつの展覧会を何回も楽しむことができる仕掛けになっています。会期中は、水戸芸術館が用意した「あーとバス」で水戸市内の小中学生を展覧会に招待し、ヴォランティアトーカーや大学生を中心としたガイドスタッフとともに、楽しく対話をしながら展覧会鑑賞を行います。
ジェームズ・タレル《ソフト・セル》1992
撮影:安斎重男
また、本展は市民が関わりながら作ってゆく展覧会でもあります。若手アーティストユニットNadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)が、水戸の市民を中心に募集したヴォランティアスタッフやキャストによる映画『学芸員Aの最後の仕事』を、展覧会会場や水戸の街、千波湖を舞台にして製作しました。本映画は「現代美術も楽勝よ。」展の内容と連動しており、会期中は展覧会会場で上映されます。
※本展は、水戸芸術館開館20周年・水戸市市制施行120周年・水戸藩開藩400年記念事業です。
▼ 主な展示作品▼
ロバート・メープルソープ「無題(ポピー)」、曽根裕「19番目の彼女の足」、ジェームズ・タレル「ソフト・セル」、川俣正「アーケード・プランNo.3」、畠山直哉「スローグラス」、小林孝亘「Cloud」など。
川俣正《アーケード・プラン№3》1994
撮影:根本譲
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8
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