写真家・蜷川実花は、ファッション、広告、映画など、さまざまな分野をクロスオーバーする活躍を見せ、今やカリスマ的人気を誇っています。
うつろいゆく生の一瞬の輝きを鋭敏にとらえ、この世のものではないような極彩色で創出する蜷川実花の作品世界を、美術評論家・松井みどり氏は「地上の花、天上の色」と評しています。フィルムにこだわり、色を一切編集せずに生み出されるその独特な作品からは、鮮烈な印象を受けます。
国内初の大規模な個展となる本展覧会では、初期の貴重なセルフポートレートから、「花」「金魚」「旅」「人物」などをテーマとした代表作、そして、未発表の最新作「Noir」まで、約400点の作品によって、蜷川実花の全貌に迫ります。
肉眼で見える現実の一歩先に広がる永遠の一瞬を写し撮り、観る者をきらびやかな至福の
ひとときへと誘う「蜷川ワールド」の魅力を存分に堪能できる展覧会です。
《Noirより》 2008 ©mika ninagawa
『マリ・クレール』2007年4月号(アシェット婦人画報社) 2007 ©mika ninagawa
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