ウィーン美術史美術館は、スペインやオーストリアなどを支配したヨーロッパ最大の王家、ハプスブルク家のコレクションを一堂に集めた世界屈指の美術館です。その数多くの所蔵品のなかから、「静物画の秘密」をテーマに珠玉の名作75点を選び出しました。
美術館が世界に誇る至宝、"世界で最も愛らしい少女像"といわれるベラスケスの『薔薇色の衣裳のマルガリータ王女』は日本初公開。そのほかにも、美しい花々やみずみずしい果物、そして硬質な輝きを放つ金属やガラスの器など、迫真の描写による静物画の隠された謎に迫ります。
コルネーリス・デ・ヘーム 『朝食図』 1660-69年頃 油彩・板
© Kunsthistorisches Museum Wien, Gemäldegalerie, Vienna
内容
4章構成
第1章 市場・台所・虚栄(ヴァニタス)の静物
アントニオ・デ・ペレダ 『静物:虚栄(ヴァニタス)』 1634年頃
フレデリク・ファン・ファルケンボルフ一世の工房 『花市場(春)』 1610年頃 等
第2章 狩猟・果実・豪華な品々・花の静物
ヤン・ブリューゲル(父) 『青い花瓶の花束』 1608年頃
コルネーリス・デ・ヘーム 『朝食図』 1660-69年頃
エヴァリスト・バスケニス 『静物:楽器、地球儀、天球儀』 17世紀 等
第3章 宗教・季節・自然と静物
第4章 風俗・肖像と静物
ディエゴ・ベラスケス 『薔薇色の衣裳のマルガリータ王女』1653/54年頃
ペーテル・パウル・ルーベンス 『チモーネとエフィジェニア』 1617年頃 等
ヤン・ブリューゲル(父) 『青い花瓶の花束』 1608年頃 油彩・板
© Kunsthistorisches Museum Wien, Gemäldegalerie, Vienna
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