magical,ARTROOM では、2007年の『WORM HOLE pisode9』(magica,ARTROOM,、六本木)以来の初個展になります。
2008年には『magical museum tour』(Tokyo wonder site / 東京)、『SCOPE NY 08』
(booth of magical,ARTROOM / NY)などに出品しました。
新進の画家で、今後の活躍が期待されます。
暗いトーンの画面に浮かび上がるモノ(者)たち。
動物なのか植物なのか。あるいは精霊や霊的な存在なのか。
その昔どこかで出会ったことがあるような懐かしいモノ(者)たち。
手足や触覚を縦横無尽に伸ばし、わたしたちとの接触を静かに求めているようにみえます。
行き先がわからないまま停滞する現代社会。
蛍光灯の光に埋め尽くされ、すっかり陰が薄くなってしまった暗闇のなかに、彼らはひっそりと佇んでいるようです。
赤羽史亮 「オオネズミタケ」194 X 162cm, oil on canvas, 2009
赤羽は、彼の記憶の奥底で今も輝き続けている学校の帰り道や神社の茂みや裏山の暗闇のなかに、創作の原点があると言います。
そして今回の展覧会のタイトルを自ら「輝く暗闇」と名付けました。
疲れきったわたしたちは、暗闇に潜む彼らを感じたり触れることができたときに、きっと大きな安らぎを得ることができるでしょう。
今回の新作では、今までの作品をさらに発展させ、さまざまなモノ(者)たちが画面いっぱいに登場します。
そして彼独特の絵の具の積み重ねが創りだすマチエールが、彼の世界観をより豊かに表現しています。
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