興梠はセクシーな女性像を生クリームが溶けるような独特のタッチで表現する作家です。
しかし、その溶けるようなタッチはモチーフ自体の甘さを表現しているわけではありません。
見る者のちらちら揺れる炎のような欲望の眼差しを表しています。
そのため、興梠の作品は上品な色合いや薄い絵の具の質感とは裏腹に、人間の生々しい存在感を感じさせます。
昨年8 月開催のグループ展「真夏の夜の夢」にて作品を発表してから、アートフェア等に積極的に参加しつつ、更なる発展を求めて制作を行って参りました。
今展は全て新作にて構成する予定です。
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