黒田は1993年東京国立近代美術館の個展以来、サンパウロビエンナーレに出品後、ヨーロッパの美術館やギャラリー、パリのGALERIE MAEGHT、京都mori yu galleryを中心に発表してまいりました。
その活動は多岐にわたり、黒田は、2007 年には大手前大学の図書館CELLの屋上にアートワークスを完成、2008年東京ドームシティMEETS PORTにおいては、約70mにもおよぶエントランスのデザインを中心に、最大高9mのオブジェ、多くのオブジェや陶板壁画、外壁のデザイン等を担当しホールをさらに印象付けるアートワークスを実現しました。
そして2009年、フランスで「グランサンク(5。大宝飾店)」と称される名門ジュエラー「モーブッサン」のアートワークスを、パリ店に続いて銀座店のアートワークスを進行中。コスモフラワーなる20mにもわたる真っ赤な巨大花がファサードを彩り、内部はダイヤモンドを象徴するかのような青 BLUEの世界が展開されます。
マチスやクラインBLUEとは異なる、隣人だった哲学者ミッシェル・フーコーが好きだった深淵なる黒田BLUEの世界が二階フロアーには広がっています。
ほかのフロアー同様まさに空間自体が宝石箱となって出現します。
こうしたアートワークスは、もちろん黒田の一枚の絵画から生まれてきます。
一枚の絵画、そのキャンヴァスを挟んで対峙する作者と観者のように、アートワークスにおいて色々な鑑賞者がその場(庭)に入り込んでくることで、出会いが生まれ、時々刻々とその場が変化していく、そのように黒田は自らのアートワークス「COSMOGARDEN」、「COSMOJUNGLE」を考えているのかもしれません。
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