オープニング・レセプション 2008年12月3日(水)|18:00-20:00
このたび東京画廊+BTAPでは宮澤男爵と古林希望の2人展「消息/comings and goings」を開催いたします。
両者はともに東京ワンダーサイトが主催する公募展「ワンダーシード展」で入選を果たした新鋭作家です
その後、両作家との話し合いを重ね、今回の二人展を開催するに至りました。本展では新作を展示し、彼らの創作の現在の展開をご覧いただきます。
両作家の作品は、いくつもの細かい線と丸によってイメージが形作られており、描かれた存在の軽さが際立ちます。
イメージは画面上に定着せず、絶えず何かが動いているような印象を受けます。
今回の展覧会のタイトルにもなっている「消息」ということばは、中国の古代思想に由来し、「消」は陰気が消えること、「息」は陽気が生じることをそれぞれ表します。
陰気、つまり吸う息が極まって絶えるときがそのまま、陽気、吐く息の生まれてくる契機となります。
この瞬間に、生命の循環の不思議が凝縮されている、ということでしょう。
増殖するようにも消失するようにも見える無数の点によって、軽妙なイメージを表出させる両作家の作品を、是非この機会にご覧下さい。
東京画廊+BTAP
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