「積木」 6号
四季彩舍では「彩旬会」と称して芸大出身者4名によるグループ展を毎年行っており、今回はそのメンバーの一人である山村龍太郎毅望の個展を開催します。
山村は2000年東京藝術大学油画専攻を卒業、2002年東京藝術大学修士課程(佐藤一郎研究室)を終了され、その後グループ展、個展を多数活躍しています。
群生する色彩の植物。
どこまでも細かく、徹底して精緻に...。
ワーカホリック的に描き込む山村龍太郎毅望の作品。
まずその細かさに引き寄せられます。花や葉、実がひとつの塊となって画面の虚空に
強烈な存在感と立体感を放ちながら浮遊しています。
茜色の線が渋くも鮮やかです。
今回は箔を取り入れながら、小品から大作まで新作を発表いたします。
山村の描く植物は、日本に古くから自生するものであり、特に生まれ故郷の熊本特有
の種にこだわりを持っております。
植物を徹底して愛する山村の「花と華」が
箔と重なり合い、雅な世界を展開していきます。
山村龍太郎毅望 プロフィール
四季彩舎
東京都中央区京橋2-11-9 西堀11番地ビル2F
TEL: 03-3535-2131