志賀理江子
「千愛子」 シリーズ<カナリア>より 2007年
▼出品アーティスト
朝海陽子、澤田知子、塩崎由美子、志賀理江子、高橋ジュンコ、横溝静 (計6名)
東京都写真美術館が注目する、将来性のある新進作家を一堂にご紹介します
今年で第7回目となった東京都写真美術館「日本の新進作家展」は、写真美術館が将来性のある新進作家をご紹介する恒例のアニュアル展です。本年度の木村伊兵衛写真賞を受賞した志賀理江子をはじめ、これからさらなる活躍が期待される作家を選りすぐり、一堂にご紹介します。
テーマは<身体>
女性の社会意識の変化により少子化・晩婚化が進み、また一方では、インターネットなど仮想空間によるコミュニケーションが新たな社会を成立させている昨今、<身体>は人間に残された最後の、自分自身がコントロールのきく場であり、また現実との戦いの場でもあります。
<身体>をテーマに表現する作品にふれることで、<あなたの身体について(on your body)>も考えるきっかけとなることでしょう。
澤田知子
「TIARA」 2007年
朝海陽子
「ホームアローン, 東京」 2007年
出品作家はすべて女性です
今回は6人の女性作家が出品します。
<身体>をテーマに表現活動をする作家を選出したとき、いかに女性が多いのかがおわかりいただけることでしょう。また、6人中の4人が、若くして海外に飛びだし作家活動をしています。
女性の生き方や、社会における在り方を<身体>を通して実感できる展覧会だといえるでしょう。
新作および近作を多数展示します
この展覧会には、すべての作家が新作を出品するほか、話題の近作もあわせてご紹介します。めざましい創作活動を続ける作家たちの現在進行形をお楽しみください。
▼観覧料
一般 700(560)円/学生 600(480)円/中高生・65 歳以上 500(400)円
※( )は20 名以上団体および東京都写真美術館友の会
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※第3 水曜日は65 歳以上無料
主催 :財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館/東京新聞
助成 :財団法人地域創造/財団法人アサヒビール芸術文化財団
協賛 :株式会社ワコール/凸版印刷株式会社/富士フイルムイメージング株式会社/キヤノン株式会社
協力 :アサヒビール株式会社/フォトグラファーズ・ラボラトリー/株式会社カラーサイエンスラボ/フォト・ギャラリー・インターナショナル/株式会社カシマ
塩崎由美子
「Una 2003」 シリーズ<Una>より 2006年
高橋ジュンコ
「Tokyo Mid II」 2006-2008年
横溝静
「forever (and again)」 2003年
photo ©2003 『芸術新潮』 広瀬達郎
▼展覧会図録のご案内
展覧会の開催にあわせて、出品リスト、全出品作品の図版、アーティスト・ステートメント、そして東京都写真美術館学芸員 笠原美智子のテキストを掲載した、展覧会図録をご用意しています。
『日本の新進作家展vol.7 オン・ユア・ボディ』
編集:東京都写真美術館
※10月18日(土)より当館ミュージアムショップにて発売
▼関連イベント
展覧会に関連したさまざまなイベントを開催いたします。展示や作品をより深く理解し、出品作家とのふれあいを楽しめる企画です。どうぞふるってご参加ください。
A) 連続レクチャー「女性と表現」
第1回 11月27日(木) 小勝禮子(栃木県立美術館学芸課長)
第2回 11月28日(金) 鈴木杜幾子(明治学院大学文学部芸術学科教授)
第3回 12月5日(金) 北原恵(大阪大学大学院文学研究科准教授)
時間:18:30-20:00
定員:各回70名
会場:東京都写真美術館1階アトリエ
※展覧会チケットの半券(当日消印)をお持ちの方は、どなたでもご参加いただけます。
※当日10:00より2階展示室前受付にて整理券を配布します。番号順入場。自由席。
B) 出品作家によるフロア・レクチャー
会期中の第2・第4金曜日14:00より担当学芸員および出品作家による展示解説を行います。
展覧会チケットの半券(当日消印)をお持ちの上、会場入口にお集まりください。
10月24日(金) 澤田知子・塩崎由美子・横溝静
11月14日(金) 高橋ジュンコ
11月28日(金) 朝海陽子・志賀理江子
東京都写真美術館
〒153-0062 東京都目黒区三田 1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL: 03‐3280‐0099
アクセス: JR恵比寿駅東口より徒歩7分/東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩10分