【この展覧会について】
オーストリア、ウィーン郊外に「芸術家の家」はある。
そこはマリア・グギング国立神経科病院である。
今から50年ほど前に精神療法として知的障害を持った患者に絵を描かせたことが始まりだった。
彼らはあまりにもすばらしい作品を生み出した。
今でも「芸術家の家」では多くの芸術家たちが、見る者の胸をえぐるような純粋で力強い作品を作り続けている。
初めて彼らの作品に出会ったのは今から10年ほど前、一冊の画集だった。
そして 2004年、2007年には現地を訪れ、実際に彼らと交流を持つ幸運にも恵まれた。僕の作家としての原点はグギングにある。
この力強い本物の芸術をぜひ直に肌で感じてください。
三宅信太郎
? Gugging
小山登美夫ギャラリー
東京都江東区清澄1-3-2-7F
03-3642-4090