日本画、立体、映像でやぎの物語を描く平松絵美の新作展。
個展ごとに物語が進んでゆきます。
やぎがやぎに会いにゆく旅の途中で、さまざまな世界と遭遇します。
それは絵描きとして長い道を進む自分の姿を投影しているかのようです。
今回は前回の「やぎの木」展でやぎがみどりの雲で森を作り、
森にはたくさんのお家を建て、木にはたくさんの実を実らせ、
ヤギはその中に紛れ込んで、自分が白いことも忘れてしまおうとした、、
その続きのお話です。
「やぎの森は居心地がよくて、ミドリはきれいに輝いて
実もたくさん食べられるので困ることは何もなかった。
おうちから何が見える?
ずいぶん遠くへ来た気がした。
たくさんの実を前にヤギは一人。
”さみしい”とはこういうことか。
ポロポロポロポロやぎの目から涙がこぼれました。」(平松絵美)
GALLERY IDF
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