鉄絵茶碗 (W15.5×H8.0)
鯉江良二先生を理解することなど、若輩の私には、とてもできない。
しかし、その大人物が作る茶碗はといえば、私の掌に遊び、愛嬌たっぷりに微笑んでいる。カワイイ!という感想を抱くことは、頻繁である。愉快であり、爽快でもあり、カッコよくもある。
ヤキモノとは、こんなに愉しいものなのだと教えてくれたのは、鯉江良二先生ではなく、鯉江良二の作品であった。
人間・鯉江良二が、不世出と云われるのは、時間の問題だろうが、私は、「鯉江の茶碗はいい」と言い続けることといたしましょう。
黒田佳雄
オリベ茶碗 (W15.3×H8.3)
鉄絵茶碗 (W11.5×H11.5)
柿釉茶碗 (W14.6×H6.4)
銀座 黒田陶苑
〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目8番地6号