備前マド花入 (W12.7×H23.6)
魯山人に代表作なし。
ある人は代表作は織部だと云い、またある人は絶対に紅志野だと云う。器に文字が書かれたものがもっとも魯山人らしいと云う人あれば乾山や仁清風の色絵のものだと譲らない人もある。伊賀釉を推す人も。とにかくすべてが魯山人。君は何がよいかと尋ねられれば、私は銀彩と備前だと答えます。魯山人の藝術人生の最後を飾ったこの陶器。老いてなお立ち向かい挑み続けた魯山人の美への執念は、ここにある。
ぜひ、ご高覧ください。
黒田佳雄
備前饅頭ヌキ四方平鉢 (W29.5×H5.1)
銀座 黒田陶苑
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