炎舞志野茶碗 (W13.4×H8.7)
幾何学模様に割られた高台や渦状に削られた高台。
一見、型破りのように思える茶碗の作意は、山田 和の卓抜した造形力と陶芸センスの賜物である。
志野、青織部、黄瀬戸、引き出し黒、伊賀、そして、独壇場を誇る赫釉(かくゆう)織部と山田 和の陶芸流儀は自由自在に広がり、とどまることを知らず展開する明るい爽快感が信条。
高級感のある志野茶碗は見どころ充分で、掌上で鑑賞しているだけでも愉しくて、時間を忘れてしまうのである。
今回の個展は、新作の茶碗三十点とぐい呑の逸品を併せて五十余点の展観になります。
是非、ご高覧ください。
黒田佳雄
瀬戸黒手斧目茶碗 (W12.2×H9.5)
黄瀬戸茶碗 (W12.2×H8.2)
志野茶碗 (W13.5×H9.0)
赫釉織部渦状高台茶碗 (W11.8×H8.3)
銀座 黒田陶苑
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