黄瀬戸胴紐茶碗 (W11.5×H6.9)
原 憲司を表すに、名人という言葉がよく似合う。
作品の特徴を単に表せば、薄く軽いということになりますが、
美濃陶に限っていえば、原憲司ほどの繊細なタッチは、桃山時代のものにも滅多に見ることはないし、昭和の陶芸には見られないものである。
薄く軽いのは、原憲司のオリジナリティと認識せざるをえない。
灰釉花入 (W7.4×H19.6)
かつて桃山時代に名陶が焼かれていた美濃の山懐に居し、小さな庵のような工房で独り静かに制作をする原 憲司。
圧倒的な迫力を求められた昭和の陶芸にはない、純粋で新鮮な美濃のヤキモノを目指し、独り奮闘しているのである。
原憲司の名人芸を是非ご高覧ください。
黒田佳雄
鼠志野ぐい呑 (W4.8×H4.6)
銀座 黒田陶苑
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