今年もART AWARD TOKYOが行幸地下ギャラリーにて開催される。
昨年1回目が開催され、早くも美大生から圧倒的な支持を得た、注目のアワードである。
2回目となる今回は、アートフェア東京と同時期に、丸の内アートウィークスの一環として開催される。
運営室によって卒業・修了制作展の中からスカウトされた作家のポートフォリオより、審査員によって44名の作家が選出され、約70作品が展示される。今年も見応えのあるラインナップとなりそうだ。
アートアワードトーキョー(A.A.T.)は、日本の主要な美術大学・大学院の卒業・修了制作展へ足を運び、その中から選抜した作品・作家を、丸の内地下にある行幸地下ギャラリーに一堂に集め、それに続く公開審査によりグランプリ賞を与えるというもの。
いかにして世界へ飛躍する若き才能を発掘できるか、そして、その評価軸と継続的なしくみを構築していけるかという挑戦である。
作品のリサーチに関しては、各美術大学をまわりセレクトし、グローバルなアート動向、クリティカルな検討、作家が今後にわたり制作していく力をどれぐらい持ち得ているかを大きな判断基準にしている。
「若きアーティスト」として、世界で通用するアーティストかどうかという点を判定している。
そうして、審査員サイドにもまた常に、自分の目・批評力・判断力が問われることになる。
昨年の第1回のA.A.T.は反響も大きく、それをステップにして多くのアーティストがギャラリーに所属することになったり、美術館でのグループショーなどにピックアップされたりしている。
第2回目となる今回は、その手応えをより実体化し、加速させたいと考えている。
また同時に、「若きアーティスト」をサポート、分析するクリティックも重視しなければならないと考えている。
【展示作家(44名)】
明石雄(京都造形芸術大学)
浅川和音(武蔵野美術大学)
足土嘉奈子(多摩美術大学)
五十嵐友子(情報科学芸術大学院大学)
泉卓志(京都造形芸術大学)
井上恵子(東京藝術大学)
今村文(金沢美術工芸大学)
漆迫今日子(女子美術大学)
海老原優(東京藝術大学)
大賀陽子(東京造形大学)
太田黒衣美(東京造形大学)
太田黒衣美(東京造形大学)
岡田真希人(京都市立芸術大学)
替場綾乃(多摩美術大学)
加納明日香(武蔵野美術大学)
北川瑶子(東京藝術大学)
楠本昌代(金沢美術工芸大学)
黒田恵美子(東京造形大学)
Limocon: 酒井基子/高木梨羅(東京造形大学)
佐藤恵美里(武蔵野美術大学)
佐藤翠(名古屋芸術大学)
地主麻衣子(多摩美術大学)
下出和美(金沢美術工芸大学)
杉田陽平(武蔵野美術大学)
鈴木光(武蔵野美術大学)
住田大輔(武蔵野美術大学)
高木久美(東京藝術大学)
竹内翔(東京藝術大学)
全民玉(東京藝術大学)
土ヶ端大介(東北芸術工科大学)
徳山拓一(京都市立芸術大学)
頓宮佑佳(金沢美術工芸大学)
西澤諭志(東北芸術工科大学)
風能奈々(京都市立芸術大学)
藤本涼(東京藝術大学)
間瀬朋成(東京藝術大学)
松井えり菜(多摩美術大学)
松下徹(東京藝術大学)
水田寛(京都市立芸術大学)
村上滋郎(京都市立芸術大学)
山路紘子(武蔵野美術大学)
山本久美子(東京藝術大学)
鷲崎公彦(京都造形芸術大学)
藁谷由香里(東京造形大学)
【審査員】
天野太郎(横浜美術館主席学芸員)
飯田志保子(東京オペラシティアートギャラリーキュレーター)
後藤繁雄(編集者/クリエイティブディレクター/京都造形芸術大学ASP学科教授・学科長)
木幡和枝(東京藝術大学先端芸術表現科教授)
小山登美夫(小山登美夫ギャラリー代表)
佐藤直樹(ASYLアートディレクター、多摩美術大学造形表現学部デザイン学科准教授)
高橋明也(三菱一号館美術館館長)
長谷川祐子(東京都現代美術館事業企画課長)
ゲスト審査員
やなぎみわ(美術作家)
ART AWARD TOKYO (A.A.T.)
主催:アートアワードトーキョー実行委員会(大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会、NPO法人大丸有エリアマネジメント協会)
特別協賛:三菱地所株式会社
行幸地下ギャラリー
東京都千代田区丸の内2-4-1