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1958年、石川県に生まれた開は、84年に金沢美術工芸大学大学院を修了。88年に北陸中日美術展の大賞を受賞します。また91・92年と連続で国展の国画賞（最高賞）を受賞しました。

90年より個展・グループ展を重ね、ポーランドや上海など国外での発表、国内の大規模展TIAF（東京インターナショナルアートフェア）やNICAF（国際コンテンポラリーアートフェア）への参加などで、独創的なフォルムが鮮烈な印象を残し、熱烈なファンを獲得しています。





開が描く人間像は、単純にスタイルが良くきれいな人というわけではありません。どちらかというとアンバランスで、奇異な印象を受けます。しかしそこに描かれた人間像には存在感があり、空間にはとてもリアルな艶かしさが漂っています。

開は人間のどの部分を感じて描いているのでしょうか。描かれた人間像が表現しているものは、それぞれ個々が抱える断片的なイメージなのでしょうか、あるいはもっと根源的な人間そのものの実体なのでしょうか。

実際に作品を目の当たりにすると、画面全体に漂う空気感の、意外な心地よさにいつしか紛れて過ごしてしまうことに驚くことでしょう。

開光市の新作個展、どうぞご期待ください。

なお開光市展は名古屋店でも開催予定です。
名古屋日動画廊：2007年11月13日（火） - 11月24日（金）


日動画廊本店
東京都中央区銀座5-3-16
Tel:03-3571-2553