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1945年、大連に生まれた佐藤は、東京藝術大学に入学。小磯良平に師事し、大きな影響を受け今日に至る佐藤の制作に対する姿勢の礎が築かれました。
卒業時には大橋賞を受賞、73年にフランス政府給費留学生として渡仏、76年にはパリで個展を開催し、78年まで滞在しています。その間、77年に第12回昭和会展昭和会賞を受賞。
85年には国際美術フェア(スイス)・日本現代絵画展(ニューデリー)に出品、以降精力的に海外の大規模展にも参加 ―87年のバーゼル・アート・エキスポ展、90年に現代の屏風絵展(デュッセルドルフほか)、91年に現代日本絵画展(北京)、95年に香港アートフェアに出品― その後、2001年には再びパリに滞在しています。
このような内外での活躍の中、昭和会作家として、私ども日動画廊主催の個展・グループ展等にてあまたの作品を発表しております。
生々流転を続ける時間と自然、人間の営みをライフワークとしキャンバスの上に形として表現してきた佐藤。
本展では<生きている時間・生きているかたち>をサブタイトルとしています。パリ市民の日常から、ヴェニス、アンチーブ、富士まで、主題はさまざまです。
幼少時より好奇心の赴くままに絵画の世界に導かれ、様々な人と出会い、一本の線を大切に描き続けてきた佐藤泰生の大作を含めた40余点、ぜひご高覧ください。
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