フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
2007年9月26日(水) - 12月17日(月) 10:00 - 18:00(金 - 20:00、入場は閉館の30分前まで) 火曜休館
国立新美術館
オランダ美術の宝庫として知られるアムステルダム国立美術館。
その膨大なコレクションから、ヨハネス・フェルメール、ヤン・ステーンなどオランダ17 世紀を代表する画家たちの作品や、外光と大気の表現に鋭い感性を示した19世紀のハーグ派の画家たちの写実的な作品など、油彩画40点、水彩画9点、版画 51点を厳選して、17世紀初めから19世紀末までのオランダ風俗画の多様な展開を紹介。
加えて、豪華な工芸品16点の展示により、オランダ上流市民の豊かな暮らしぶりをうかがいます。
《牛乳を注ぐ女》 ヨハネス・フェルメール 1658 - 59年頃 アムステルダム国立美術館
©Rijksmuseum Amsterdam
また、本展で特筆すべきは、フェルメールの代表作のひとつ《牛乳を注ぐ女》が、日本初公開されることです。
台所の片隅で家事労働にいそしむ使用人の女性が、堂々たる存在感と永遠性を持って描き出されたこの作品は、30数点しか現存しないフェルメールの作品のなかでも、とりわけ高く評価されてきました。
同じく台所を主題にした他の画家たちの風俗画も数多く出品される本展は、《牛乳を注ぐ女》の特質、それが生み出された背景、その後の風俗画に与えた影響などを明らかにする、またとない機会となるでしょう。
また、リュートなどの古楽器(*)を展示するとともに、フェルメールの画業を紹介するコーナーも設けます。ぜひご覧ください。
*古楽器協力:上野学園大学
《アムステルダムの孤児院の少女》 ニコラース・ファン・デル・ヴァーイ 1890 - 1910年
アムステルダム国立美術館 ©Rijksmuseum Amsterdam
《パンケーキを焼く女》 レンブラント・ファン・レイン 1635年 アムステルダム国立美術館
©Rijksmuseum Amsterdam
国立新美術館 企画展示室1E (東京・六本木)
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
http://www.nact.jp/
東京メトロ千代田線乃木坂駅6出口
東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩5分
都営地下鉄大江戸線六本木駅7出口から徒歩4分
主催:国立新美術館、東京新聞、NHK、NHKプロモーション
後援:外務省、文化庁、オランダ王国大使館
協賛:昭和シェル石油、損保ジャパン、大日本印刷
協力:KLMオランダ航空