主催:IID
協力:株式会社イーストウェスト、株式会社カシマ
subtle ━━ a. 捕え難い, 微妙な, 不思議な; かすかな
日常の細部に現れる「自然」の兆候や痕跡、あるいは虚構としての「自然」。意識の焦点をシフトすることで、〈かすかな緑〉へと目を向け、身近な世界の有り様を再発見すること。
写真家、花作家、美術家それぞれの視点で捉えた日常の中の〈かすかな緑〉は、我々が見ていたはずなのに見えていなかった世界を示してくれることでしょう。意識が向かう先の、その周縁にある世界を見つめた写真展です。
■アーティストプロフィール
◇小山泰介(写真家)
1978年東京生まれ。東京を起点に、街から街へ、路地から路地へと歩き巡り、2つの目が映し出した焦点の外側に存在するような、生命と物質の、ミクロとマクロの、瞬間と痕跡の、多様な循環とプロセスの断片を撮り続けている。
現在、フリーランス・フォトグラファーとして活動し、エキシビジョンやWeb、雑誌などで作品を発表している。2007年2月、UTRECHTより写真集「Dark Matter」を発売。
http://www.tiskkym.com
◇かわしまよう子(花作家)
1974年、鹿児島生まれ。2000年より、道端に生きる小さな雑草の写真を撮りながら、ひとと自然の接点について考えている。著書に『はなのほん』『しんぷるらいふ』(ともにアノニマ・スタジオ)小さな手づくりの本に、『ごみのほん』『なまえのほん』『くさかざりのほん』などがある。ものや自然の大切さをテーマに、雑誌などで花関係の仕事を手がける。HPで日記を更新中『ひびのしるし』
http://www.ne.jp/asahi/higashi/kaze
◇佐野陽一(美術家)
1970年東京都生まれ。1994年東京造形大学造形学部卒業。1996年同研究生修了。2004-05年文化庁新進芸術家国内研修員。「世界を知覚する手がかりとしての写真」をテーマに作品を展開する。アユミギャラリー、Space Kobo&Tomo、ツァイト・フォト・サロン等で個展開催。「VOCA展2004」上野の森美術館、他グループ展多数。現在、東京藝術大学美術学部非常勤講師。世田谷区在住。
■OPENING PARTY
日時:2007年4月27日(金) 19:00 - 21:00
場所:IID GALLERY+GO SLOWゆっくりとカフェ
東京都世田谷区池尻2-4-5
TEL:03-5481-9011