reedspace. では、世界的トップクリエイター集団「TOMATO」創立者、Simon taylor(サイモン・テイラー)の展覧会を開催します。
彼の才能は油絵、イラスト、プロダクトデザイン、音楽、映画など、多岐に渡り、クライアントにはMTV、コカ・コーラ、ソニー、など、世界有数の企業が名を連ねています。
また「TOMATO」メンバーのうち2 人はテクノユニット「underworld(アンダーワールド)」としての活動でも知られます。2000年にはtomatoの初めてのワークショップが東京で開かれ、長谷川踏太をメンバーに迎えるなど、日本とも深いゆかりがあります。
reedspace. では、このサイモンの創作活動のルーツを説き明かす新しいイメージの数々を企画、展示します。サイモン自身は次のように語っています。
『僕は、この展示用に新聞を作ることに決めた。「August」と読んでいる。どういうことかというと、8月の1ヶ月間、毎日、新聞やメディアからインスピレーションを得て、そのアイデアを作品に生かした。作品数は計50作品以上、1ヶ月の間に毎日2作品制作というペースになった。イメージの一部は、戦争などの恐怖を感じる記事であったり、平和や愛のメッセージを含む記事であったり。全ての作品ひとつひとつに、世界のストーリーがこめられている。』
サイモン・テイラー/Simon Taylor 略歴
1965年 イギリス生まれ。バース芸術大学、ロンドンカレッジ・オブ・プリンティングBAグラフィックアート科卒業。
1988年 ロンドン・グラフィティ・シーンのショートフィルムを監督。
ヨーロッパ、アジアで、ミュージックビデオ、絵画、インスタレーションの制作を始める。
1990年 ファッションブランド「Urban Action」を設立。
国際市場向けに、メンズウェアコレクションのデザインを年2 回手がける。
1991年 「Soul II Soul」のレコードジャケット・デザインで
「Music Week Magazine」最優秀レコードジャケット賞を受賞。
1991年 異なるバックグラウンドを持つ6 人のメンバーと共にクリエイター集団「Tomato」を設立。
多岐の分野に渡って、世界的な活動を広げる。
1995年 モーション・グラフィック・タイポグラフィーで「D&ADアワード」銀賞を受賞。
交通安全フィルムで「ローズ・アワード」受賞。
BBC、ユニバーサル・ピクチャーズ、ワーナーブラザース、20 世紀センチュリーフォックス、MTV、スペース・シャワー、
リーバイス、タイムワーナー、JVC、ソニー他、世界的企業・ブランドのフィルム、広告の仕事を手がける。
1999年 映画音楽のコラボレーションをきっかけに、音楽グループ「ジョニー・コンクエスト」を結成。
2002年 ファーストアルバム「Uptown for America」、
2003年 セカンドアルバム「Everybodys Happy」をリリース。
2004年 「バルセロナ・フォーラム・エキシビジョン」で言語と人間の多様性をテーマにしたフィルム・インスタレーションを展示。
5 ヶ月のエキスポで約100 万人を動員。
現在、ヨーロッパ、アメリカ、アジアで、フィルム・音楽・アートプロジェクトを中心に活動中。
reed space.
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