EXHIBITION | TOKYO
名もなき実昌(Sanemasa Namonaki)
「@sanemasa5x #風景・それと・その他のಠ_ಠ」
<会期> 2022年1月26日(水)- 2月26日(土)
<会場> Mizuma Art Gallery
<営業時間> 12:00-18:00 日月祝休
ミヅマアートギャラリーでは1月26日(水)より、名もなき実昌による初個展「@sanemasa5x #風景・それと・その他のಠ_ಠ」を開催いたします。
主にTwitterを拠点とし、アカウント(@sanemasa5x)を利用して2015年より展覧会と並行しながら作品の投稿・発表をしている名もなき実昌。インターネット上の人格や画家のキャラクター性を出発点として、タッチパネルやSNSなどのテクノロジーに影響された作品を制作しています。
インターネットから収集したイメージを組み合わせて描かれる作品は、描写と検索が同居する中でリアルタイムに制作され、作品の核となるモチーフの上には関連するイメージが次々と上書きされるように描かれます。情報の蓄積により画面は抽象化され、意図しないものも含め画像的に解体されたキャラクターが幽霊のように偏在することで、インターネット時代における現代の風景画となります。
主な作品サイズは16:9という一般的なディスプレイの比率に基づいており、本展では同比率のパネル21枚で構成される自身最大サイズ(486 × 630 cm)の新作も発表いたします。
新型コロナウイルスによるパンデミックの影響もあり、ここ数年で急速にオンライン化とインターネットの深化が進みました。その反面、人々の移動が制限されるなどの状況が続いたことで、あらゆる意味でモノの見方が単純なものへと変換されていくような感覚を持ったと作家は言います。
本展では、このような状況においてまとまらないイメージを並列し、意図的に文脈を履き違えることで得られる新たな物語を描くことに挑戦をした作品群を発表いたします。相容れないモチーフを同一視したり、モチーフの一部だけを拡大したりすることで本来出現する物語にはない「まなざしಠ_ಠ」を生み出します。
名もなき実昌が絵画に対する新たな挑戦として描き出した現代を象徴する風景画を、是非会場でご高覧いただけますと幸いです。
Mizuma Art Gallery (ミヅマアートギャラリー)
https://mizuma-art.co.jp/
東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F
tel:03-3268-2500