EXHIBITION | TOKYO
崔在銀(チェ・ジェウン)
「The Nature Rules 自然国家:Dreaming of Earth Project」
<会期> 2019年4月13日(土)- 7月28日(日)
<会場> Hara Museum of Contemporary Art
<営業時間> 11:00-17:00/水曜のみ 20:00まで 休館日:月(4月29日, 5月6日, 7月15日を除く), 5月7日, 7月16日
※入館は、閉館時刻の30分前まで
崔在銀(チェ ジェウン)による発案・構成の「The Nature Rules 自然国家:Dreaming of Earth Project」展を開催いたします。
本展は、Korean War休戦後、65年余りの歳月を経て非武装地帯(DMZ / Demilitarized Zone)に生まれた豊かな生態系を守り、生きとし生けるもの全ての共生を願って崔が立ち上げた「Dreaming of Earth Project(大地の夢プロジェクト)」の構想を可視化する展覧会です。本展の題名となっている「自然国家」とは、人間ではなく自然が治める国、崔の理想とする国のことです。
かつて「アショカの森」展(2010年、原美術館)を開催するなど、アートの視点から生命を見つめてきた崔の集大成とも言えるDMZを舞台にしたプロジェクトの実現に向け、彼女に共感する多くのアーティストや建築家の英知とともに、まずは原美術館から歩み出します。
The Nature Rules 自然国家 〜対立の地から生きとし生けるものの大地へ
自然豊かな地となったDMZにアートとして形あるものを作るということは、たとえ僅かであっても人間が自然の営みに介入することを意味しますが、かといって何もしなければ、社会情勢次第で豊かな生態系が滅びることも危惧されます。人が自然と関わりつつ、対立のエリアを生きとし生けるものの大地にするために崔が出した結論は、「自然国」の“法律”(=詩)の“創作”です。 本展では、出品作家に加え、崔が信頼する人々が自然について思索し、共生のための“法律”(=詩)を作ります。それらは法律でありながら、鳥のさえずりや風にそよぐ草の音のように自然の一部となっていくことでしょう。
協力者
アン ソヨン、チェ ジェチョン、チョウ ミンスク、ギムホンソック、平野啓一郎、イ ウンジュ、李禹煥、ダニエラ モレラ、中村桂子 他
出品作家
坂 茂、チョウ ミンスク、崔在銀、チョン ジェスン、川俣正、キム テドン、イ ブル、李禹煥、スン ヒョサン、スタジオ ムンバイ、スタジオ アザー スペーシズ:オラファー エリアソン アンド セバスチャン ベーマン
Hara Museum of Contemporary Art(原美術館)
https://www.haramuseum.or.jp
東京都品川区北品川4-7-25
tel:03-3445-0651