アーティスト7名による、近作・新作を交えて展示するグループ展。

　出品作家は、1993年に当時最年少で東京国立近代美術館での個展を開催した経歴を持ち、舞台美術や美術文芸誌の編集など多分野で活動する画家の黒田アキ、混沌とした作風の絵画を描く片野まん、構造物の内と外、迷路といった人工的な「境界」の存在と、人間の想像力との関係を平面、立体の制作を通して探る藤原康博。

　そして絵画やアニメーション、マンガなど多岐にわたって作品を発表するムラギしマナヴ、映像がはびこるデジタル時代を洞察するビデオ・アーティストの河合政之、日々の気づきを風景に見立て、絵画化する小栁仁志、生物のうねりを思わせる絵画や立体作品を手がける黒川彰宣の7名。