EXHIBITION | TOKYO
アン・イーストマン(Anne Eastman)
「Mountain Passage」
<会期> 2022年9月10日(土)- 10月8日(土)
<会場> ANOMALY
<営業時間> 12:00-18:00 日月祝休
1973年米国・サンフランシスコ生まれ。バークレー、シンガポール、東京で育つ。ブルックリン (ニューヨーク) と日光 (栃木県) を拠点に活動。スミス大学で文化人類学を学んだ後、イェール大学で彫刻科の美術学修士 (MFA) を取得。映像、彫刻、コラージュ、アッサンブラージュなど、様々なメディアを用いて作品を制作、ニューヨークをはじめ国際的に作品を発表している。2015年より家族が所有する日光のトレッドソン別邸とその周辺を拠点に活動。アーティストや文筆家のためのレジデンスプログラムや、てつおのガレージでの展覧会を企画・開催する。
2つの大陸プレートがぶつかり合うと山脈が形成される。どちら側にも取り込まれず、互いに押し合いながら、くしゃくしゃになり、折り重なる。風景の中の恒久的なモニュメントとして私たちが見ているものは、実際にはつかの間のものであり、絶えず流動的で、引き裂かれ、粉砕されている。このプロセスが山峡、谷間、山脈を抜ける曲がりくねった道を作り出す。
新聞は前日のニュースを配信する。1日だけ役立つことを意図されていながらも、物理的な紙は24時間サイクルのメディアをはるかに凌ぐ用途を備えている。もうじき (大部分はすでに) デジタル版に完全に置き換わっていくだろう。
作品に使用されている新聞の切れ端は、引き出しの中敷、装飾品の周り、クローゼットのブーツの下など、トレッドソン邸の思いも寄らない場所で発見された。なかには約50年前のものまであった。黄ばんだ薄い紙のありふれた広告欄から歴史的な出来事や大異変のニュースが滲み出す。過去の断片が砕けて現在になる。それは現在を明らかにするためにすり減った地形的な頂、あるいは、個人的なものや歴史的なものを崩壊させながら、時代間の形而上学的空間を横断する通路なのだ。
ー アン・イーストマン
温泉大作戦は、各都市のギャラリーが展示プロジェクトと温泉旅行でのコンファレンスに参加するハイブリッドなイベントです。
本イベントでは、志を同じくするギャラリスト同士のコラボレーションと協力のスピリットが集結し東京の現代アート界の独自の文脈を友好的に紹介することを目指しています。
温泉大作戦は、これまでに世界中で開催されたイベント、ミルウォーキーインターナショナル、パラマウントランチ、コンド、オキドキ、フレンド・オブ・ア・フレンド、ヴィラ・プロジェクト (ヴィラ・ワルシャワ、ヴィラ・レイキャヴィック、ヴィラ・トロント) や非営利イニシアティブであるNADA (New Art Dealers Aliiance)、パリス・インターナショナーレ、そしてギャラリーで組織された一般社団法人日本現代美術商協会やIGA (International Galleries Aliiance) にインスパイアされました。
[温泉大作戦]
企画:ローゼン・ジェフリー&美沙子 コブラ
協賛:Cafe Sunday ユトレヒト uruotte 加賀美健
協力:Hikotaro Kanehira
旅行代理店:JTB
メディアスポンサー:Contemporary Art Library
宿泊:ハートピア熱海
ANOMALY (アノマリー)
http://anomalytokyo.com/top/
東京都品川区東品川1-33-10 Terrada Art Complex 4F
tel:03-6433-2988