<会期> 2023年7月27日(木)- 8月10日(木)
<会場> Tokyo Gallery + BTAP
<営業時間> 12:00-18:00 日月祝休
この度、東京画廊 + BTAP(東京)では、7 月 27 日(木)より 2 週間に渡り、松浦浩之の新作マルチプル作品の展示販売会を行います。
松浦浩之は 1964 年東京生まれ。2005 年に東京画廊で開催された個展『Super Acrylic Skin』でデザイナ ーからアーティストへと転身し、以降、絵画、立体、版画など作品の形式を広げながら、国内外で作家活 動を行っています。2017 年に、オランダの Volkenkund Museum(ライデン) と Tropen Museum(ア ムステルダム)、そしてベルギーの Museum aan de Stroom(アントワープ)で開催された展覧会「Cool Japan: World Fascination in Focus」では、高さ 4 メートルの大作<浮々 Uki-uki>(2012)を出品し、 展覧会のメイン PR イメージとして使用されました。2020 年には、台北の誠品画廊で『SUPER ACRYLIC SKIN – Quiet World』と題した個展を行い、コロナ禍の静かな世界への応答として制作した作品を発表し 話題となりました。
松浦の作品に現れる多彩なキャラクターは、画面一杯にクローズアップした大胆な構図で捉えられます。 彼らは含みのある表情で画面上に存在し、時には媚びるように、時には挑みかかるように、また時には冷 淡に私たちを見ているのです。大量の複製イメージが生産される現代社会において、キャラクターは市場 を通って日常生活に氾濫しています。キャラクターを創り出すことを仕事としてきた松浦にとって、日々 消費され忘れ去られていく彼・彼女たちは、空想でありながらも極めて身近な存在でした。アクリルの肌 「Super Acrylic Skin」を持つキャラクターたちは、外からは見ることのできない内面を有して画面内に 立ち現われ、空虚な擬人像を脱して、その存在を主張するのです。
本展では、新作フィギュア(エディション 120)を国内で初めて展示販 売いたします。は松浦が2007年に制作したWindy Bunnyを発展させ たもので、本展ではうさぎの着ぐるみをかぶった幼い子供が、16 年の時を経て成長し、私たちの前に再び 現れます。また、2022 年より制作しているシルクスクリーン、ジークレー版画 9 種類、さらには 100 号 サイズの新作ペインティングも合わせて展示する予定です。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
Tokyo Gallery + BTAP(東京画廊+BTAP)
https://www.tokyo-gallery.com/
東京都中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階
tel:03-3571-1808