EXHIBITION | TOKYO
コンタクト・ゴンゾ(contact Gonzo), やんツー(yang02)
「jactynogg zontaanaco ジャkuティー乃愚・存taアkoコ」
<会期> 2023年5月19日(金)- 5月21日(日)
<会場> ANOMALY
<営業時間>5月19日(金)19:00 ・ 5月20日(土)15:00
*アフタートークあり ・ 5月21日(日)15:00 / 上演時間:約60分予定
演出・構成:contact Gonzo、やんツー
出演:contact Gonzo(塚原悠也、三ヶ尻敬悟、松見拓也、NAZE)
テクニカルデザイン:やんツー、稲福孝信(HAUS)
身体と人工知能、知をめぐる共進化の歴史的な一幕 身体を接触させる即興的パフォーマンスを行なう芸術家集団contact Gonzoと、 自律的な機械などを用い芸術表現の主体性を問うアーティストのやんツーが、 2019年に制作したパフォーマンス作品「untitled session」を下敷きに、新作パフォーマンスを制作、公開します。
本パフォーマンス作品は、やんツーが制作した自走する機械を通して、contact Gonzoの即興パフォーマンスが画像として認識 (誤認)、言語化、発話されます。contact Gonzoによる身体運動は、昨今の画像を学習する人工知能のモデルを用いれば、自然言語として出力可能です。しかし、身体にまつわる知的な認識方法は、言語と視覚だけには留まりません。本パフォーマンスは、最新の対話型AIをシステムに組み込み、新たな翻訳者として身体表現に介入させることで、未知の知の形態を炙り出します。
本公演プレスリリースより
【作品のポイント】
POINT①
近年、著しく進化している人工知能は、人間が到底扱いきれない膨大なデータから解を導く生成的な知性として社会に認識され、実用レベルで浸透しはじめています。本作では、入力画像に対してそれが何であるか説明する文章を生成するイメージキャプショニングという手法を用いて、身体表現を言語へと置き換えようと試みます。かつて誰もが鑑賞した経験のない身体の動きに、人間も人工知能も等しく混乱しますが、「意味」という包囲から逃れた未知なる身体の動きをアーティストは創造することができるのでしょうか。
POINT②
本作は、precogが主催をする「TRANSLATION for ALL|トランスレーション フォー オール」の一環として行われるものです。「TRANSLATION for ALL」では、身体表現を文字や視覚情報などに翻訳することにより、視覚や聴覚障害をお持ちの方々に向けてアクセシビリティを高めることを試みています。本作では、むしろ身体表現を翻訳することの意味を等しく万人に問うことを目的に、アクセシビリティを作品表現の中に組み込みます。
ANOMALY(アノマリー)
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