EXHIBITION
スクリプカリウ落合安奈(Ana Scripcariu-Ochiai)
「明滅する輪郭」
<会期>2018年8月17日(土)- 9月9日(日)
<会場> Bambinart Gallery
<営業時間> 12:00-19:00 日月火祝休
このたびBambinart Galleryでは、スクリプカリウ落合 安奈 個展「明滅する輪郭」を開催いたします。1992年、埼玉県に生まれたスクリプカリウ落合は、2016年、東京藝術大学美術学部油画専攻を首席で卒業、現在は東京藝術大学大学院 GAP(グローバルアートプラクティス)専攻に在籍し、制作活動を行っています。
2012年以降、継続的にインスタレーション作品を発表しており、主な作品に、写真メディアを主としたインスタレーション「向こうの、うらがわ」(2015)、写真と映像、サウンド、ミクストメディアを用いてインスタレーションした「明滅する輪郭」(2015)、複数のインスタレーションを再構成した「it is the furthest = it is the nearest」(2016)など素材やメディア、表現手法に捉われないインスタレーション作品を制作・発表してきました。
2017年には弊ギャラリーにて、ライトボックス、幻灯機を用いた作品を制作、インスタレーションした個展「trance」を発表、2018年は、スパイラルによる若手女性作家グループ展シリーズ「Ascending Art Annual Vol.2 まつり、まつる」に参加、2017-2018年と2期に渡って、クマ財団から奨学生に選ばれるなど注目の若手アーティストです。
「日本とルーマニア、2つの祖国で収集した名も知らぬ人々の写真。縫い付けられたビニール袋によって可視化された「呼吸」は、自己と他者を行き交う成分を表す。
遠くに生きる顔も知らない人、既に亡くなった人物、憎い人、愛しい相手、その一部だった成分が、今の一呼吸によってあなたの一部になる可能性は0%ではない。
三輪車で遊ぶ少年、花嫁、母子、父親、生きる時代も土地も民族も異なる人々に垣間見える、ある種の共通するものが浮かび上がる。
時が経ち、ビニールが朽ちると、写真には縫い跡の点線が残る」(スクリプカリウ落合安奈)
本展では、2015年に制作された「明滅する輪郭」シリーズの新作を発表します。どうぞご高覧ください。
Bambinart Gallery(バンビナートギャラリー)
http://www.bambinart.jp
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