EXHIBITION | TOKYO
スナ・フジタ(Suna Fujita)
<会期> 2022年11月25日(金)- 12月10日(土)
<会場> TOMIO KOYAMA GALLERY
<営業時間> 11:00-19:00 日月祝休
この度小山登美夫ギャラリーにて、藤田匠平と山野千里の陶芸制作ユニット「スナ・フジタ」の新作展を開催いたします。
自然の中で人と動物が織りなす夢物語のような、自由で優しく、遊び心が無限に広がるような世界観で多くの人々を魅了してきた「スナ・フジタ」。現在、自然豊かな京都の里山に住み、制作をしています。
本展ではスナ・フジタならではの、手のひらにおさまる小さな作品(お茶碗、ポット、絵皿、ぐいのみなど)に加え、六本木のスペースでの展示にあたり、高さ30cmほどの、いままでになく大きな作品を新たな展開として発表いたします。
*本展の作品販売は、全て抽選とさせていただきます。
抽選方法につきましては、文末をご覧くださいませ。
【スナ・フジタの新作と、作品観について】
今回の大きな新作は、女性、鳥、アザラシ、チョウチンアンコウ、水泡眼たちの上に壷状の口がつき、そこからお酒をいれる徳利や、お花を生ける花瓶となっています。
女性のスカートには、動物に囲まれて人が釣りを楽しんでいる森の風景が、チョウチンアンコウは潜水艦となり、子供達が中に入って楽しそうに海を眺める様子が描かれています。
スナ・フジタは制作にあたり心がけていることとして、次のように語ってくれました。
「人も、水中、陸上の動物も、みみずのような地下の生物も、プランクトンのような微生物も、出来るだけまるごと捉えて表現したいと思っています。」
焼き物という立体の特徴を生かし、2次元と3次元の境界をゆるりと超え、スナ・フジタの作品全体には、人も自然も動物も寄り添って楽しそうに共生し合う、独特な世界観が存在しているようです。
何気ない日常の中にこそ幸せと愛がある。陶芸という時代を超えて残る手法を通して、そんな当たり前だけど大事なことを気づかせてくれる、スナ・フジタの意欲的な作品群。この機会にぜひご覧ください。
TOMIO KOYAMA GALLERY(小山登美夫ギャラリー)
http://tomiokoyamagallery.com/
東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
tel:03-6434-7225