EXHIBITION | TOKYO
タイラー・ヴラホヴィッチ(Tyler Vlahovic)
「斜めの波」
<会期>2022年9月10日(土) – 9月24日(土)
<会場> TOMIO KOYAMA GALLERY Tennoz
<営業時間> 11:00-18:00 日月祝休
この度小山登美夫ギャラリー天王洲では、9月10日より「温泉大作戦」のプロジェクトの一環としてChris Sharp Gallery所属のタイラー・ヴラホヴィッチの日本での初の個展「斜めの波」を開催、最新作を発表いたします。
【タイラー・ヴラホヴィッチと、作品について】
タイラー・ヴラホヴィッチは1967年ワシントン州タコマ生まれ。現在はロサンゼルスを拠点に制作活動を行っており、今までにロサンゼルス、メキシコ・シティ、ベルリン、ブリュッセルなど様々な都市で個展を開催しています。
ヴラホヴィッチは、キャンバスや不規則な形をした木片、既成の段ボールや紙など様々な支持体を用いて、抽象画を描きます。長年エレクトロニック・ミュージックを趣味としているヴラホヴィッチは、まるで即興で演奏するように作品にモチーフをくわえ、漂わせ、変化させ、精巧に絵画としての形にしていきます。
曖昧に置かれ、作品空間に浮かぶような、大きな丸い黄色や、多角形の茶色、グリーン、白、オレンジ、水色といった特徴的な色彩のかたまり。
彼にとって、絵具の塗りは独特な雰囲気や気分をつたえ、画面の空間構成は作品のコンテクストを暗示し、転換させるものです。そして今回の出展作では、自身「バッグ」「波」と言及することを試みている、2つのシリーズがあります。
「バッグ」シリーズは、シンプルな漫画のような空間の描写であり、食品店の紙袋と関連している作品です。
「波」シリーズは、連続した事象で空間が構成され、伝達の波として描写しています。
そして作品の表面は、ときにこすられ、感覚的に気持ちよく、やや荒々しいテクスチャーに仕上げられており、その独特な抽象性は、流動的で、変幻自在で、ちょっとした驚きがあるでしょう。
作家自身、本展に際し次のように語っています。
「日本で作品を展示することは、私のイマジネーションを刺激するものです。私は長い間、日本の芸術と美学のファンでしたので、たとえ少しでも、その中に自分の作品があることは想像もできないくらい嬉しいです。
ータイラー・ヴラホヴィッチー」
ヴラホヴィッチの作品は、彼の人生の実践や思考に基づいた自由さと特徴が画面いっぱいにひろがっています。この機会にぜひご覧ください。
https://www.chrissharpgallery.com/tylervlahovich_a
【温泉大作戦について】
温泉大作戦は、各都市のギャラリーが展示プロジェクトと温泉旅行でのコンファレンスに参加するハイブリッドなイベントです。
本イベントでは、志を同じくするギャラリスト同士のコラボレーションと協力のスピリットが集結し東京の現代アート界の独自の文脈を友好的に紹介することを目指しています。
温泉大作戦は、これまでに世界中で開催されたイベント、ミルウォーキーインターナショナル、パラマウントランチ、コンド、オキドキ、フレンド・オブ・ア・フレンド、ヴィラ・プロジェクト(ヴィラ・ワルシャワ、ヴィラ・レイキャヴィック、ヴィラ・トロント)や非営利イニシアティブであるNADA(New Art Dealers Aliiance)、パリス・インターナショナーレ、そしてギャラリーで組織された一般社団法人日本現代美術商協会やIGA(International Galleries Aliiance)にインスパイアされました。
企画:ローゼン・ジェフリー&美沙子 コブラ
協賛:Cafe Sunday ユトレヒト uruotte 加賀美健
協力:Hikotaro Kanehira
旅行代理店:JTB
メディアスポンサー:Contemporary Art Library
宿泊:ハートピア熱海
温泉大作戦の詳細はこちらをご覧ください。
TOMIO KOYAMA GALLERY Tennoz (小山登美夫ギャラリー天王洲)
http://tomiokoyamagallery.com/
東京都品川区東品川1-33-10 Terrada Art Complex Ⅰ 4F
tel:03-6459-4030